田舎女医の小言

外科医やってます。人生で溜まったネタを放出していきます。

チャイルドシートで子供の死を防ぐ③

先日、ツイッターでチャイルドシートのことを呟きました。

シリーズ記事になります。

チャイルドシートで子供の死を防ぐ①

チャイルドシートで子供の死を防ぐ②

 

 

 

調べたこと、リプライ欄を含め、

かなりの情報量となりましたのでまとめます。

 

 チャイルドシートが好き、車が好きで、

乗せて走り出せばきゃっきゃと笑うタイプの子もいます。

しかし、逆に、泣く子もいるようです。

 

その対策にも、リプ欄にたくさんの体験談が寄せられていました。

 

 

ひたすら習慣付け

0歳、生まれた直後から習慣付けをスタートします。

 

とにかく、親がぶれずに徹底するのがベストのようです。

生まれた直後(お産した病院の退院時)からチャイルドシートに乗せる。

その後も、絶対に乗せ続ける。

親がぶれなければ、「そういうもんだ」と自然と納得する様子。

 

なかなか乗せる機会がないなら、家に中古の安いのを買って慣らしておく、なども有効なようです。

 

チャイルドシートのときだけの特別なおもちゃ

車に乗せるときだけ与える特別なおもちゃ(場合によってはお菓子)を

用意しておくという手もあるようです。

何回か繰り返していうちに、赤ちゃんの方が覚えてしまうらしい…。

あのおもちゃで遊びたいから車に乗る、というパターンもあるとか。

 

泣いたら停止してあやす?

ぐずるぐらいなら、構いすぎないのがいいようです。

 

泣く度に車を停止して降ろすと

赤ちゃんが「泣けば、おろしてもらえる」と学習してしまうそうです。

そうすると、泣いて体を張った拒否をするようになる、とのことです。

 

二人きりで買い物のシーンが多いお母さんからこの意見が寄せられており

「放っておいうたら、そのうち泣かなくなった」とのことでした。

 

繰り返しますが、

子供のギャン泣きが辛いのは大人の方です。

それに耐えられず外すと、子供の死に繋がります。

優先順位は間違えないようにしたいです。

 

 

また、長距離の場合は

休憩時間、お世話時間を考慮して、時間に余裕をもって計画をたてるに尽きるよう。

大人側の余裕が違います。

 

 

ジュニアシートへの切り替え

赤ちゃん向けのから、幼児向け、子供向けのに切り替える時は

家の中でチャイルドシートに座らせて遊んで

「これで車に乗るの楽しみだね」などと話してみるのもいいそうです。

 

言葉が通じるようになったら

説明する。

場合によっては、やや嘘を混ぜて。

 

なるほど、と思ったのは

「うちの車は、きちんとシートベルト(orチャイルドシート)をしないとエンジンがかかりません!」と子供に言って聞かせたというものでした。

これ、自ら子供がすすんでやるようになるそうです。

 

他に

「おまわりさんに捕まるよ!」という説明もありました。

確かに、道路交通法違反ですし。

 

正攻法で

命に関わる、怪我をする

と説明し続けるのも手だとは思います。

 

結局、親がブレずに

シートベルトをしない限り出発しないのを守り続ければ

子供はすすんでやるようになるようです。

きちんと装着する前に親が発進しようとすると

「まだカチャンしてない!」と怒るようになったというリプも寄せられました。

 

 

 

チャイルドシートは大事

とにかく、子供の命を失わないためには、頑なに守る必要があります。

 

自分の子だけでなく

勤務中に「チャイルドシートで防げた悲劇」に会いたくない一心で

このツイートをしたのですが、反響に本当にびっくりしました。

 

この記事でピックアップした以外にも、

冒頭ツイートのリプ欄に沢山の事故、怪我、工夫、苦労話が集まっています。

チャイルドシート関連でお困りの方は

クリックして覗いてくださるとヒントが得られるかもしれません。

 

今回のツイートについてgrapeさんが記事にしてくださいました。

grapee.jp

 

 

ちなみに、我が家はcombi社のチャイルドシートです。