田舎女医の小言

外科医やってます。人生で溜まったネタを放出していきます。

びたみん先生愛とホットクック愛を勝手につづる

大変嬉しいことがありました。

びたみん先生からイラストを頂いた

なんと、びたみん先生に、イラストを描いていただけましたー!!

こちら!です!!!

 

f:id:kotonohanohako30:20190904164715j:plain

 

 

最近すっかり「ホットクック教(ホットクックを激押ししまくる会)」の信者となっているのですが、ホットクック教信者の一員として美麗イラストを賜りました。

幸せです。

普段のブログアイコンを成長させて、ホットクックを抱えた形になっております。

幸せです。

何度も言います。幸せです。

 

びたみん先生

びたみん先生 @vitaminsensei  Twitter

とは、医師でありながら、かわゆくて心に「ぐっ」とくるイラストを描かれるマイ推し!であります。

joynet(https://www.joystyle.net/)でもコラムを連載されていて

このブログやTwitterアカウントを作る前から、「多彩な人がいる!!」と陰ながらファンでありましたので、自分大興奮でありました。

 

Twitterでフォロバして頂いてテンションがあがり、リプを返して頂いて嬉しくてたまらんかった日の私に、教えてあげたいです。もっとすごいことがあるよ、と。

Twitter頑張ったかいがありました。大変嬉しいです。

 

ホットクックは素晴らしい

ホットクックは、時短というより、作業工程の変化を料理にもたらし、火の番要らずで育児や忙しい人にぴったりの便利調理家電です。

具材と調味料を入れて、ポチっとボタン押すだけで出来上がります。

無水圧力調理鍋、といったものなので、スープや煮物系は無敵です。魚もほろほろになって本当においしいですし、お肉の低温調理もこれが家で出来るのかという手軽さです。

実質コンロが一つ増える

煮物のハードルが下がる

予約調理など

私には、メリットが沢山ありました。

 

何より、圧力をかけて具材を煮るので、出汁がしっかり出て美味しいんですよね。

美味しい料理は、幸せそのものです。

 

しかも、びたみん先生のイラストまで運んでくれるとは‥‥

やはりホットクックをご神体とあがめるしかありません。

 

これからも日々ホットクック調理に励もうと思います。

m3で連載「女性医師にかかった呪いをときたい」

医療従事者専用情報サイトm3というサイトで連載を始めました。

 

女性医師にかかった呪いをときたい 「女性医師モテない」は本当か

 

メンバーズメディアというコーナーではあるのですが

幼い頃の「物書きになりたい」という夢が曲がりなりにも叶った形です。

 

医療従事者専用サイトですので後輩女性医師・女子医学生に向けた連載としました。

 

女性医師は残念な女ではない

 

医学部内、医療従事者の中にいると、女性医師を残念な女として扱う風潮があります。

 

「プライドが高くて可愛げがない」

「モテない」

「結婚できない」

「医師以外とは合わない」

 

などと、言われます。

 

先輩からこれらの言葉を投げかけられると、素直で真面目な医学生ほど、信じてしまいがちです。

そしてどんどん表情を暗くしていくのです。

 

一生懸命頑張ってきたことに、誇りをもつのは当然ではないのでしょうか。

専業主婦がほしい層や高学歴の人が嫌いな一部の層に対しては需要がありませんが、全ての人がそのような好みなのでしょうか。

医師以外の全ての男性が、医師という仕事に理解がないのでしょうか。

 

そんなわけがありません。

 

むしろ医師という職業一つでプラスに見てくれる人も結構多いのです。

 

 

信じるならポジティブなことを

 

一生懸命頑張ってきた20才前後の女の子に、不安にさせるようなことを言ってアドバイスした気になっている人があまりに多いのです。

 

それらに対して、全力で「ちがーう!」と言うためだけの連載です

 

この連載は私の独断と偏見ですが、ネガティブな言葉もその人の独断と偏見でしかないのです。

どうせ信じるならポジティブなものを信じてほしいのです。

後輩たちの笑顔が増えますように。

 

女性医師にかかっている呪いをときたい

「女性医師モテない」は本当か

勘違い誘発?TVが創る女性医師像

 

membersmedia.m3.com

 

 

食材配達での食事運営

メニューを考えるのが苦手です。

というか、子育ては、子供の生命管理衣食住全てを決定しなければいけないのに、食事メニューまで考えて作るのが苦痛で苦痛で仕方がなかったです。

 

家に残ってる食材との兼ね合いを考えながら、子連れで買い物して、そこからメニュー考えて、調理……?毎日?

それに、子連れで買い物は非常に疲れます。

 

というわけで、うちは食材宅配サービスを導入しました。

 

上手く使えば「買い物時間をゼロ」にできます。

メニューを考えるという「頭脳労働」も減らせます。

 

私が使った頃がある宅配サービスは、オイシックス、ヨシケイ、生協です。

で、結局は以下のツイートの形に落ち着きました。

 

ヨシケイでメニュー決めの頭脳労働を減らす

ヨシケイは、メニューを決めて、それに沿った食材を一食分ずつ毎日配達してくれるサービスです。

基本は、月~金曜日の配達(土曜日に配達はなく、注文した場合は金曜日に二日分配達してくれます)

週5日、週6日コースを頼むとちょっとお得です。

 

これが楽で楽で。

メニュー考えて、買出しするのって物凄い肉体頭脳労働なんです。

 

専用の鍵付き宅配ボックス(レンタル料1000円、払うのは1回だけ)があり、在宅不在に関わらず、おいてってくれます。

発泡スチロールに保冷剤など入ってて、管理も良し。

 

自分で作るとマンネリ化するので、よいスパイスにもなっています。

 

オイシックスでもいいと思います。

ただしうちは、段ボールが永遠に増えていくオイシックスは合いませんでした…。

 

 

作るものを決めて食材を頼む

作るメニューを決めて、食材を注文する、というのも大事です。

何を使うのか決めて、絶対に買い足ししないで済むように注文しましょう。

 

安いから、美味しそうだから、と頼むと食材が余ります。

適当にゆでればいい野菜などはそれでいいのですけれど。

 

もう毎回カレーライス、肉じゃが、豚汁などの定番メニューを決め、青菜やブロッコリーを1~2つずつ頼む、などでいいと思います。

あとは、その時決めたメニューに従って作るのみです。

 

ホットクック

 もう、育児共働き界隈ではなくてはならない存在となりつつあるホットクック。

 

注意点ですが、時短ではありません。作業工程の変化、かつ、美味しいのです。

 

煮物、スープ系は最強です。

適当にカットした具材を入れて、調味料をいれてスイッチをいれておけば、美味しいスープができあがります。

 

 

このツイートはホットクックに助けられている女性医師同士で盛り上がったスレッドの一部です。

料理中に子供に泣かれて困っている方など、ぜひご検討ください。

 

最新家電で時間を作る

我が子が生後4ヶ月のときにホットクックを購入しました。

我が家には、少しずつ買い集めた最新家電が様々あり、活躍してくれています。

使いこなせば生活が豊かになります。自由時間が増えます。

テクノロジー最高です。

開発者の皆様に感謝です。

 

今回は、以下のツイートが、やや拡散されたので解説記事です。

 

ルンバ、洗濯乾燥機、食洗機、ホットクック…

 

値段でためらう人も多いとは思います。

 

しかし「人間の時間」が一番安いと思っているがゆえかと。

もったいないです……。

「時間」を安く見積もりがちなのは悲しいです。

時間は命ですし……

初期投資して「時間」を買いましょう。

 

これらの家電は

生活をスタイルを、調整した方がより使いこなせます。

それぞれ簡単に書きます。

 

ルンバ

断捨離して、床に物を置かない生活に切り替える。

 

それでも完全に床の物をゼロにするは難しいです。

これらはルンバ稼動前に避難させる必要があります。

  • ソファの上にガンガン積む
  • 今日はA部屋、別の日はB部屋と順番に使う→物を適当に寄せられる

 うちは上記のやり方でやってます。

 

だが、やはり動きまくる子供がいるとちょっと活躍しにくいです。

その場合、コードレス掃除機が良いと思います。

 

ドラム式洗濯乾燥機

乾燥まで一気にかけられるって、手が離れる時間が大幅に伸びるわけですよ。

しかし、一回量は、洗濯だけの量より少ないです。

少しですが、洗濯機を使う頻度は上げる必要があります。

 

ポイントとしては以下

  • 乾燥機にかけても気にならない服を普段着や下着にする(うちはユニクロ)
  • 脱衣所に洗濯カゴを複数用意し、乾燥機OKカゴ、NGカゴに分ける

 

しかし、乾燥機つき洗濯機って、使いまくると埃が詰まって壊れやすいようです。

3年経っててうちはまだ大丈夫ですが、そろそろですかね。

専門家にメンテナンス頼もうかと思います。

 

家族の人数が本当に多い場合(5人以上?)

縦型の洗濯機と、乾燥機を別にするのがいいのかも。

 

食洗機

  • 可能な限り大きいサイズを買う
  • 普段使う食器は、食洗機に入るサイズに切り替える

この2点を守れば、スムーズに使えます。

 

サイズは、台の上に置く据え置きタイプではなく、ビルドイン(シンク下とかに設置する業務用みたいなの)がいいです。

まな板も突っ込める方がいいです。

 

…と言いつつ、うちも小さい据え置きタイプしか買えませんでした。

これです。

 

なので、食洗機に入れやすいサイズの食器を2種類ほど買い足しました。

あと茶碗なども、同じシリーズのものを揃えて重ねやすくしました。

ストレスフリーになって快適です。

 

皿を食洗機に合わせるというのは、ツイッターで習いました。

 ツイッターには家電使いこなしの神がおりまして、その方のツイートをいつも参考にしてます。ちゃっきー&だみあんさんです。

 

 

皆様読むのです。

ツイッターの検索で

「○○(例:食洗機、家電) from:Chucky_c_666」と入れると

ちゃっきーさんのツイート内で、該当ツイートが探せるので便利です。

 

 

食材調達とホットクックについては、また記事書きます。

ホットクックは時短というよりも、手順の簡略化と、味が最高でしたね…

 

最新家電、全力で勧めます。

家事の時間が短くなって、とても助かりました。

妊娠出産、産後舐めてました…

産後二か月間、長い文章を書く余裕など、ほぼ存在せずブログを更新しませんでした。

それでも気合で出産レポは書きましたが、それ以降は完全に脳みそのメモリが足りませんでした。

Twitterでつぶやくのが手いっぱいでした。

 

「出産後なんだから当然でしょう」

と言われれば、それまでなんですが、具体的にそれがどういうことか、わかっていませんでした。

 

「そんなの知らなかったわー!」

ということをただ書き連ねます。

 

妊娠期間

8~9カ月の体調不良

(妊娠期間は正確には十月十日ではありません→

参考記事:妊娠期間は10カ月じゃない!数え方にまつわるモヤモヤ

つわりのせいで、異様な吐き気に襲われたり、食欲がおかしくなったり、眠くなったり。つわりは個人差が大きい上に、見た目はまだ妊婦とわからないので、周囲の理解は得られないこともある。

妊娠後半には、40~50㎝の大きさのモノをお腹の中に抱えて、内臓は圧迫されまくる。胃が膨らまず食べられない、膀胱が圧迫されて頻尿、腸が圧迫されて便秘。

お腹の中の大きな血管が圧迫されて、寝ているのに「立ちくらみ」のようになる。

 

その最後には出産という命がけの大イベントが待ち構えている。

 

出産

出産には大量出血など色んな危険がつきまとうが、それがなかったとしても、

何時間~24時間(長い人は3日間とかも!)痛みに耐えて、体力を使い果たす。

自然分娩でも、会陰切開という出口を広げるために「切開」をいれられる人が多く、

帝王切開では、お腹が切られている。

産後はとにかくとにかく痛い。

 

腹や骨盤の筋肉はペラペラに伸ばされ、「トイレで用を足す」ことですら異様な重労働と化す。

(私の出産の様子はこちら→出産レポート

 

そして、こんなボロボロの状態で、子育てが始まる。

 

授乳

授乳って、最初からうまく出来るわけじゃないんです。

母親側、子供側、ともに訓練が必要。

 

子供側

これまで臍の緒から24時間体制で自動供給だった栄養を、突然、自分でとらなきゃいけなくなるのだから大変。口で吸うなんてしたことないのだから、最初からうまく出来るわけがない。乳首の形もうまく認識できない。

拒否したり、すぐ疲れて寝ることも多い。乳首をかんだり、強く吸いすぎたりして、傷だらけにすることも…。

 

母親側

最初から母乳がたくさん出る訳ではない。

むしろ、最初は滲むぐらいしか出ないことが多い。

その後も頑張って授乳続けたって、出る量が増えるかどうかは、人それぞれ。

 

また、形によって、子供にとって吸いやすさが違う。扁平、陥没の乳首は母乳を直接赤子に与えるのはかなり難しい。

子供の吸い方によっては、乳首に、血豆や擦り傷、割れることがあり、物凄い痛みが出ることがある。血を飲ませてしまうことになったりも…。

 

私は結構、赤子に傷をつけられたので、

傷を回復させるために、人工ミルク使ってました。

 

しかし、母乳が作られているのに、十分に吸われていない・出せていないと、乳腺炎が起こる。熱が出て、胸が石みたいに硬くなって、これまた激痛だそうだ。

(私は幸い乳腺炎にはなりませんでした。きっちり吸ってもらって、搾乳していたら大丈夫でした。食事制限は全くしていません。産婦人科・小児科の先生曰く、過度な食事制限は必要ないとのことでした)

 

人工ミルク使うの、全然かまわないだろ…。

頑張りすぎて母親が倒れたら意味ないだろ…と思うのでした。

 

3時間ごとの授乳

これだけでもきついですが、残りの2時間自由~ってわけじゃなくて、

吐いたり、うんちしたり、泣きわめかれたり、色々あって気が付いたら次の授乳時間ということもあります。

これは赤子による個人差が大きい。

 

時期によっては1時間ごとにおっぱいを欲しがることもある。

 

それでも赤子は可愛い

 

何はともあれ、赤子は可愛いです。

というか、可愛くないと無理。

 

家族に助けられて、きつい時期を乗り越え、授乳も軌道にのり

大分育児そのものには慣れてきました。

 

赤子が、アップデートされて動き始めたら、また育児の難易度があがるんだろうなあ、と戦々恐々としています。

 

何度も言いますが、それでも赤子は可愛い。

しかし、身体の痛みと睡眠不足にむしばまれ、母体が簡単に産後うつになってしまうのもよくわかりました。周囲のケアが大事です。

赤子はみんなで育てるもんですね…。

 

……赤子は可愛いです。

出産レポートです

【36週2日】

健診で推定体重2700-3000gと、胎児は既にかなり大きい。一方、自分はチビのため、児頭骨盤不均衡が不安になる。先生曰く、児頭径9.2cmと10cm以下だから、おそらく大丈夫でしょう、と。

 


【38週2日】

健診で推定体重3000-3200g。子宮口2cm。日に1回程度、生理痛のような痛みが訪れる。

児頭径9.3cm &骨盤内に児頭も下がってきている→経膣分娩できるでしょう、と改めて言われ、やや安心する。

まあ、帝王切開になる時はなる。

 


「予定日までお腹の中にいると、すごいサイズになる:(;゙゚'ω゚'):」と思ったので37週以降は毎日ウォーキングorスクワット。

そんなことで早く生まれる訳じゃないのは知っていたけれど、大人しくもしていられず 笑

体力つける目的もあり、せかせか動いてた。

 


【38週3~4日】

生理痛のような痛みが時々あり。数秒~数十秒、間隔バラバラ。後から見れば前駆陣痛。

 


【38週5日】

4:45

強い生理痛のような痛みで目覚める。これまでとは違う強さ。これはついに…!と期待するが、その後痛み続かず。

 


7:30

破水。相変わらずベッドでゴロゴロしてた所、軽いパチンという音がして、ジャーっと液体が出た。あわててナプキン装着。

「破水した。入院だわ」と夫を起こす。病院に電話し、向かう。

 


8:00

病院着。子宮口3cm。陣痛はまだ。前期破水の診断。赤子は元気。

抗菌薬内服し、陣痛を待つことに。

「感染兆候でたり、数日陣痛こなければ、誘発することになります」と。

 


約3時間ごとにNST(ノンストレステスト)でお腹の張りや、赤子の心拍をモニタリングして様子を確認。

動くたびに、羊水が出るので、ベッドで大人しく過ごす。

朝ご飯はコンビニのオムライス&たけのこの里を一箱、昼食夕食は病院食完食。

痛みは20分~30分に1回程度、軽めのがあるだけ。

19時面会時間終了し、夫帰宅。

 


夫帰宅後、徐々に痛みが強くなっているような…たまに10分おきなような……。

しかしこの頃には、開き直って、読書開始。ライトノベル一冊読破。

夫や、実両親に、今のところまだだから寝とくように伝える。

 


22:50から張りと痛みの間隔7-10分なのが、1時間継続。助産師に報告。

 


【38週6日】

0:20~

NSTで確かに10分間隔のお腹の張り確認。「このまま続けば、本陣痛です」と。

 


その後、痛みどんどん強くなる。

1人で耐えるのが辛い。

立ってみたり、クッション抱っこしたり、椅子に座ってみたり。

見回りの助産師さんに、痛いし、夫を呼びたいと言ってみる。

「これからもっと強くなりますよ」

「様子を見ましょう。まだ旦那さん呼ぶほどじゃないですよ」

としか、言われない……うう(泣)

(※皆が寝静まってる深夜かつ、総合病院であるため、なかなか家族を呼べなかったと思われる)

 


2:50頃

夫に陣発してると連絡。

「痛い。でも、まだ夫氏呼ぶほどじゃないらしいんだ……腰さすったりして欲しいのに」と泣き言を漏らす。 

 


息を長く吐いて耐えろ、数を数えろ、という先人の教えに従い頑張る。それにしても腰が痛い、腹が痛い、身の置き所がないw

 


3:15~3:50頃

私「夫を呼びたいのですが…」と再度訴える。 

助産師「一度診察して、進んでたら、LDRに入ることにして、旦那さんも呼びましょう」

※LDR:陣痛分娩室Labor Delivery Recoveryの略語。


で、診察。

「子宮口5cmだけど……展退度80%ですね!LDRいきましょうか」

展退度が、入院時50%→80%に進んだおかげで、 LDR入室となる。

 


3:50 夫呼び出し。

 


4:00~

LDR着。私は基本左側臥位で耐える。腰さすり、水分摂取の介助など夫氏頑張る。

しかし、人数いた方がいいな…と思う。

 


4:40

親に来てくれと連絡。

 


5:30頃

親着。その直前に、内診で確認した所、なんと子宮口8cm。

あと2cmで全開大だから、深夜勤と日勤の切り替わり前に産めるのでは…!?と期待する。

しかし、ここから全開大までが、意外と長かった…。

 


痛みが来るたび、ひたすらいきみ逃し。

息を長く吐くのだけ、ひたすら意識。

子宮口が開いてない段階でいきむと、赤ちゃんが苦しくなるから、力をいれないように、ひたすら息を吐く。

母の腰さすりや、肛門を押すのは流石に的確。夫氏も悪くはなかったけど…。

夫氏は、水分補給&私の掴まり先として機能。たまによしよしと撫でてくるのが、なんとなく不快で「私があなたに掴まるけど、あなたからは私に触らないで」と理不尽な要求をするw

 


「いきみたい~。まだダメなの?」とか

「無理~、いや無理じゃない」とか

「Aさん(深夜勤の助産師さん)がいるうちに産みたい…」とか嘆いてた。

痛みが引いた瞬間は比較的冷静だが、痛い時は無理であった。

「(陣痛)くる…!腰押して!!押して!」と頼みまくってた。

体力温存するため、あまり叫ばないようにしたけど、強い波がくると、ちと声出てた。

痛みがひいたとき、瞬間的に寝たりもしてた。

 


8:30すぎ

深夜勤の助産師Aさんが帰ろうとしてないのに気づく。

私「切り替わりの時間ですよね…すみません」

助産師「いいのいいの。9:00までいるわ」と。

 


膀胱を空にした方が、赤ちゃん通りやすいが、トイレ行けそうか、導尿するかと聞かれる。「導尿お願いします」と即答。

「さすが協力的…」との言葉を頂く。

 


日勤の産婦人科医が、様子見に登場。もう少しあとで、また来ると言い立ち去る。

 


9:00~

全開大。子宮口10cm!足台装着。

「おっしゃあああ、いきめる」と心の中でガッツポーズ。

誰かの出産レポで、いきみ逃しが一番辛かったと書いてあり、謎の確信で自分もそうだと思っていた。

で、実際そうだった。

 


いきむのは何故か妙にうまくできた。

 


2回深呼吸後に、思い切り息を吸って、とめる。そして、陣痛がきたときに合わせて、思い切りいきむ。目を開けて、お腹の方を見て、ぐっと排便するように。

で、限界までいきんだら、力が抜けないように、(残りの息を吐いてから)息を追加で吸って、そのまま繋げていきむ。

これでワンセット。


「いきむのうまい。初産でここまでできる人なかなかいない」と、褒めて頂く。

最初か2回目ぐらいのいきみで、すぐ頭の一部が見えたらしい。

 


9:15頃~9:30

産婦人科医登場。

足に清潔野の作成。会陰切開の準備。

ああ、切るんだな~と悟るが、出てくれるならば何でも良いという気持ち。

1回目の切開では赤子出てこれず、もう一度切開追加。痛みは…まあ、わかったけど、子宮口開大までの痛みの方が強かった。

 

2回目切開後、おりゃー、といきむ。

何かが出たような、ひっかかってるような感覚がある。

助産師「もういきまなくていいです!」

私「え?え?いいの?(なんか中途半端感すごいあるけど)」

助産師「息小さく吐いて、力抜いてください!」

肩がひっかかっていたようだ。

 


そんなことをしてるうちに赤子完全に外へ。

助産師「出ましたよ~」

私「…泣かない?」

といった瞬間思い切り泣く。安心。

 


9:30

赤子誕生となりました。

大きい、大きいね、とスタッフのざわざわが聞こえる。

「体重3549gです!」

夫氏と、2人でデカイね…と顔を見合わせる。

 


その後、胎盤もさらっと出る。

「胎盤も大きいし、臍帯も太いですね~」

それで育ったのか……。

 


チクチクと会陰切開を縫われるのが、地味に痛い。

私「どれぐらい切ったんですか?」

先生「3〜4cmです。裂けてはないです。とーこ先生の体型で、あの赤ちゃんのサイズで、この程度で済んだのはいいと思います」

私「それはよかったです…(埋没縫合で丁寧にやってくれとる雰囲気がする…)」

 

トータル11時間程度、LDRに入ってからは5時間半、全開大から30分のお産でした。

初産の平均が、陣発から13~15時間なので、まあまあ安産でした。

 


私の場合は

一番辛い→いきみのがし

地味に辛い→会陰切開の縫合

痛いがかなりマシ→いきむ

でした。

 


元々あった痔核が悪化しました…

うふふ_:(´ཀ`」 ∠):

 


長くなりました。

出産レポでした。

妊娠期間は10カ月じゃない!数え方にまつわるモヤモヤ

これを書いている2018年7月、自分は、妊娠後期です。

 

いっつもモヤモヤしていたんですけども

妊娠期間、週数、月数の数え方って、あまりにわかりにくくないですか。

 

 

なんといっても

  • カレンダーの数字のイメージ
  • 月の数え方
  • 実際の妊娠期間

これが全部ずれてるんです。

 

誤解を生む言葉トツキトオカ

妊娠期間は十月十日(トツキトオカ)*1

とはよく言いますが

これが大きな誤解の元です。

 

12月25日ごろ生まれのベビーがいたとしたら

10カ月前の、2月に妊娠したんだろう、と思ってる人いますよね。

 

大間違いです!

実際に妊娠したのはおそらく4月頭です。

 

そのうえ

妊娠期間は3月20日頃を「最初の日」と数え始めます。

妊娠する前から、カウントが始まるのです…。

 

日本で使われている妊娠週数、妊娠月数は

この摩訶不思議な数え方なのです。

順を追って解説します。

 

妊娠期間は37~41週間

妊娠37~41週は、正産期と呼ばれています。

この期間、おなかで育てられれば、赤ちゃんは元気に生まれやすいです。

(この時期に赤ちゃんが生まれれば「正期」産です…言葉遊びみたいですけど…)

 

とりあえず

37週0日~41週6日が一般的な妊娠期間と考えてください。

日数だと259~293日です。

 

40週0日目が、出産予定日といわれています。

日数だと280日ですね。

(予定日なんてただの目安です。別にこの日が絶対とかじゃないです)

 

皆様の中での、一カ月は何日ですか。

30~31日ですよね。

 

280÷30=9.3

280÷31=9.03

 

はい。妊娠期間、9カ月ですね。どこが10カ月なものか。

正期産初日の37週0日で生まれたら、妊娠期間なんぞ8カ月ですよ。

 

 

そして、また、ここに落とし穴があります。

このカレンダー的な月数の数え方と、妊娠の月数の数え方が違うんです。

 

妊娠の〇カ月の数え方

 

4週間で1カ月です。

つまり、28日で1カ月。

基本的に2~3日少ない。こりゃあカレンダーからずれる。

 

し か も 

0~3週6日(0~28日目)妊娠1カ月と呼び

4週0日~7週6日(29~56日目)妊娠2カ月と呼びます。

 

つまり

「妊娠1カ月です」といったら、まだ妊娠して数週間なんです。

1カ月という時間が、経過してるわけじゃありません。

 

たとえば

妊娠5カ月は妊娠16週0日~19週6日(112~139日)で

約4カ月前に妊娠したってことになります。

 

 

そして、先ほども書きましたが、

医学的に妊娠初日として数える日は、まだ妊娠成立してない日なんです。

 

妊娠期間スタートの日=基本は生理初日

妊娠スタートの日を「いつ」から数え始めるかというと

「一番最後にきた生理の初日」からです。

 

この日に、妊娠が成立するのは無理な話です。

生理初日ですもの。

だけど、そう数えるんです。

そういう風に決まってるそうです。

 

 

で、実際には、生理が始まった約2週間後に妊娠しやすい日(排卵日)がきます。

 

つまり

「妊娠2週0日」と呼ばれる頃

実際に妊娠するわけです。

 

ですが、まあ、これ生理周期も人それぞれなので、ズレますよね。

なので、

初期の方の妊婦健診で

赤ちゃんのサイズ等から妊娠週数、予定日は修正されることが多いです。

(むしろ「修正」じゃなくて、赤ちゃんサイズからの「正式決定」って感じです…)

 

それでも、実際の妊娠期間よりは

14日前後は、上乗せされてる週数になります。

そういうものなんです。

 

 

産婦人科で「妊娠してますね。妊娠〇週です」といわれて

そこ生理中なんですけど…という感じでズレてる原因は、このあたりにあります。

 

 

あ、文脈無視して言いますが

子供が欲しいのでなければ、どの時期だろうが避妊は必ずしてください!

受精や着床、妊娠成立の話は、長くなるので今回は割愛…

 

 

まとめると

  • 妊娠期間は37週0日~40週6日:カレンダー的には約9カ月

  • 妊娠〇カ月は、4週間が1カ月単位:カレンダーより2~3日少ない

  • 妊娠0~3週6日を、妊娠1カ月と呼ぶ:普段の感覚よりマイナス1カ月

  • 医学的な妊娠初日=最後にきた生理初日:実際の妊娠期間プラス14日(胎児サイズで修正しても、実際の妊娠期間+α)

 

……わかりづらい。

 

 

妊婦「妊娠5カ月です」

→妊娠16週0日~19週6日(妊娠112~139日)

→「実際」には、妊娠98~125日ぐらい

 

つまり「実際の妊娠期間」は3~4カ月間ぐらいというわけでした。

 

 

個人的には

私「妊娠5カ月だよ」

友「ええ、あの時、酒飲んでたじゃーん!」

私「いや、そこまだ妊娠してない」

友「え。5カ月前って…??」

みたいなやりとりが、しばしばあって、疲れました。

 

最近、某SNSで

生理(月経)を知らない成人男性、というか「激しく勘違いしている」方がいてめまいがしました……

日本は性教育がきちんされてないからなんでしょう。

生理は月に1度程度、女性の意思に全く関係なく訪れる性器からの出血です。

赤ちゃんになる受精卵を受け入れるためのベッドが、毎月作られ、古くなったものが出ていく=生理です。

 

*1:そもそも、十月十日は10カ月目の10日目という意味らしいです。つまり、期間としては9カ月+10日。これに加えて、太陰暦という1カ月29~30日の昔の暦であれば実際との差は少なかったのかと推測されます